2008年4月4日金曜日

情報収集のノウハウ本は短寿命

情報のインプットのスピードアップを図るべく読んでみました。

立花隆
”知のソフトウェア”

情報の収集、整理、出力のやり方を紹介しています。ただ、1984年の本なので、手法がかなり古い。インターネット、コンピュータをほとんど想定していない時代の手法なので今あらためて読む必要はない本かも。とはいえ、勉強になったことをメモしておきます。

読書法
・目的先行で読む。
・読むという意識を完全に捨てて印刷紙面を見れば、つい目が拾って読んでしまう活字があるので、それに逆らわずその周辺を精読する。
・専門外の専門書を読む場合は、入門書を続けて何冊か読む。
・初読時はノートはとらず、ページを折ったりラインを書き込んだりすればよい。

インタビュー法
・聞くべきことをわかっておく。
・知りたいという欲求を激しく持ち、問うべきことがわき上がるのを待つ。
・話の進行過程で思いついた新しい質問はノートの隅にメモしておく。
・想像力を働かせ、5W1Hを掘り下げてディテールを聞き出す。
・頭の中で映像を描く。

アウトプット法
・アウトプット方法は技術論に期待すべきではない。
・頭の中で勝手に発酵し、人に伝えるべき何事かが生まれるのを待つしかない。
・よいアウトプットができるようになるにはよいアウトプットを大量にインプットするしかない。
・アウトラインをつくった上でアウトプットをつくるのもよいが、対象に本当にのめりこんでいれば、「ユーレカ(アルキメデスが風呂場で浮力の原理を閃いたときの言葉)」の瞬間がくるので、フリーハンドでアウトプットを描ける。
・フリーハンドで処理できるほどインプットがシンプルでない場合には、「年表」か「チャート」に整理するとよい。

こんなところかな・・・この本を読んでいると、我々はつくづくITの力に助けられていると感じます。

0 件のコメント: