2008年2月29日金曜日

さおだけ屋でお勉強

最近会計について、もう少しちゃんと勉強しようかと思っています。
ですが、なかなか時間もなく、とりあえず気軽にインプットできないかと、
本を探してみました。で、見つけたのがこれ。

山田真哉
”さおだけ屋はなぜ潰れないのか?”

ベストセラーにもなりましたね。

「さおだけ」なんてそもそもほとんど需要がないし、必要になれば
ホームセンターなどで買えるのに、わざわざさおだけ屋が自宅の近所を
まわってくるのを待つ人なんていないはず。
なのに、なぜさおだけ屋が潰れないのか?という話からはじまります。

結論は、さおだけ屋という職業は存在せず、金物屋などが配達をするときに、
スピーカーから「さおだけー」と流しているだけだとのこと。

つまり、さおだけ屋は副業なんです。
この話から筆者は、「利益を出すには売り上げを大きくするか
費用を小さくするしかない。さおだけ屋は金物屋が配送するついでに
やってるだけで、諸経費ゼロだから利益が出て、存在し続けることが
できているのだ。」と結論づけます。

こういう「エピソードトーク→会計の初歩的なレッスン」という構成で
まとめられた本です。

で、感想ですが、筆者が「会計の入門書ではなくひとつの読み物として
読んでほしい」と言っているように、エピソードはおもしろいのですが、
会計のレッスンがちょっともの足りない。

とは言っても、最後までさらっと読めましたし、会計を身近に感じるには
よい本だと思います。新しく得た会計知識はなかったのですが、
ビジネス書の構成という意味で新鮮なので、ここに記録しておきます。

この本が出てから、日常生活と専門的知識を結びつけ、
キャッチーな名前が冠されたビジネス書が、数多く出版されました。
ひとつのトレンドをつくった本であることは間違いありません。

ただ、会計のかみ砕いたお話を、気軽に楽しむなら、

稲森和夫
”稲森和夫の実学 経営と会計”

の方が生々しくておもしろかったかな。この本の紹介はまた後日。

2008年2月28日木曜日

企業が内定を出す学生

オフィス街を歩けば、スーツ姿の学生さんを
たくさん見かける季節になりました。

今日、「どういう学生を採用したいか」みたいな雑談をしていて、
「ほしい学生は次の3つの素養を持っている」というようなお話を伺いました。
その3つとは、

①素直
②語れる
③こだわりがある

だそうです。シンプルでいいですね。
なかなか妥当な判断軸かもしれません。

①素直な方、あるいは③こだわりがあって②語れる方、というのは
ときどきいらっしゃるそうですが、3つすべてを備えた学生さんは
めったにいないとのこと。

ある雑誌に、企業の新卒採用にかかる費用は年々増加している中、
それでも喉から手が出るほど新卒がほしい最大の理由は、
「学生には色がついていない」からだと書かれていました。

「社員を会社の色に染めること」は、企業経営において
極めて重要なことなのでしょう。

私がお話しした方は、「いまは色が付いていないけど、
いったん会社に入れば、強く染まってくれる人」というのを、
①素直で、②語れて、③こだわりがある と表現しているのかも
しれないな、と感じました。

2008年2月27日水曜日

SRIという投資手法

今日は仕事の話。
私は仕事をする上で、企業という存在が、社会や人間に対して
どのような役割を果たせるのか、よく考えます。

そのため、SRI(Socially Responsible Investment:社会的責任投資)
という考え方に関心をもっており、以前は実務も担当していました。
SRIにはいろいろな定義があり、一般的には
「投資する際に、財務的側面だけでなく、社会的な影響や、
環境に及ぼす影響も考慮するという考え方」と捉えられていますが、
私は今のところ、次のような定義を勝手にしています。

「ある投資判断を行う際に、見込める収益を時系列で想定するだけでなく、
その投資判断が及ぼす全ての影響まで、時系列で想定する投資手法」

まあ、あまり変わらないですが、システム思考で捉えているということです。

投資というのは、投資家から見れば、お金を企業や団体に入れて
増えたところで回収する、という行為につきるかもしれません。
ですが、投資という行為を一歩下がったところから見れば、投資された組織の
生産する製品や、またそこで働く人に、大きな影響を及ぼすものです。

それだけにとどまらず、投資行為によって、企業や団体の活動を促進することになり、
結果として地球環境や経済環境、ひいては投資家である自分自身にも、
直接的間接的に影響が及びます。

そんな問題意識を持っていたところ、ある方からこんな情報を共有していただきました。

財団法人 年金シニアプラン総合研究機構調べ
”SRI及びPRIに関する調査報告書”
http://www.nensoken.or.jp/tyousakenkyu/pdf/sripri_houkokusyo.pdf

年金基金のSRIへの取り組みに対する調査です。

調査結果から、SRIに関する課題をまとめると以下のとおり。

・年金基金の過半数がSRIを認知しているが、主要な運用方法とはなっていない。
・外部機関からSRI導入の提案を受けたことがある基金は4割以下。
・外部機関から提案を受けた基金でも、その半数は納得度が低い。
・SRIを導入しない理由は、SRIに対する情報が不十分だということ。
etc.

なるほど・・・でも、この結論は本当に的を射ているのかな・・・

私が実務者として、また投資家との対話から何となく感じていた、
SRIの課題仮説を挙げてみます。といっても、私が知っている情報は多少古いですし、
すでにいろんなところで問題提起されていることの焼き直しにすぎないかもしれません。

①評価の判断根拠を企業アンケートで行っていること
 評価の根拠に企業アンケートを使うというのは、投資家にとってはどうしても
 客観性、網羅性に欠けると思います。アンケートの回収率を100%にするのは
 不可能ですから、やはり財務報告(義務化される内部統制報告書を含む)のように
 開示が義務化されているコンテンツを、いかに組み込むかを考える必要があります。

②SRIが金融商品のひとつとして認知されてしまっていること
 SRIは投資先評価手法の一つであって、商品名ではないはず。
 「基金にに組み入れるか組み入れないか」、という判断を促すのはミスリーディング。
 運用機関として、「SRIという評価指標を、どれくらいのウエイトで考慮するか」が
 判断軸であるはず。

③投資家の想像力を喚起できていないこと
 投資家にとってのROIが金額でしか定義されない以上、
 SRIがもたらす、幅広い意味でのROIを、論理的に金額に落とし込むか、
 非金銭的リターンが、金銭的リターンに結びつくシナリオを組み立てる必要があります。
 いずれにせよ、魅力的なストーリーテラーとなって、投資家の想像力をかき立てることに
 注力しなければなりません。

④通常の投資とROIは変わらないのだから、プラスアルファの非財務的リターンのために
SRIを選ぶべきだと説明がなされていること
 実績から見て、一般的な投資手法と比べて、SRIがROIで見劣りすることはありません。
 ただ、財務シミュレーションに加えて、追加でSRIに関する調査を行う必要があり、
 どうしてもコスト増となります。①のようにしてSRI調査・分析を行うことにより、
 「実は財務シミュレーション部分でコストカットできるという効果がある」、など
 運用コストの低減にも配慮する必要があるでしょう。

SRIにとって、認知度や実績も確かに必要です。ただ、それと同じくらい、
もしくはそれ以上に必要なことは、

投資家にとって納得できる「評価指標」を提案し、それを使って、
「投資先の成長シナリオ」を描く

ことだと思います。

投資家は、論理的根拠だけで、つまり左脳的判断だけで意志決定するわけではありません。
すぐれた投資家は直感や情緒、つまり右脳的判断をとても大切にするものです。

投資家の右脳に訴求するには、成長シナリオ、もっと言えば、
「投資家の正義感や、使命感をゆさぶるストーリー」が必要だと思います。
投資家だって人間なのですから。

客観的な判断根拠をもとに、成長のシナリオを描くことができれば
投資家は、それがSRIなのかどうかを意識することなく、投資判断を下すだろうと思います。

そして、たくさんのSRIを受けた投資先企業が社会変革をもたらす→
その企業が経済的にも潤う→投資家に大きな果実をもたらす→
それを成功体験として、投資家がますますSRIを志向する・・・

こんなサイクルがまわればいいですね。
と理想論を述べてしまいましたが、現実にはさまざまな障壁があるでしょう。

投資手法や金融商品が複雑化する中で、SRIという考え方は無意識的に、必然的に、
「当たり前の発想」となっていくでしょう。
2008年は間違いなく「環境」の年になるし、SRIにとっても飛躍の年になるかもしれません。

時代に取り残されないように、
SRIの最新情報の獲得と仮説検証をかね、来月あるSRIのセミナーに申し込みました。
勉強してきます。

2008年2月26日火曜日

自炊をしなければ

今日は午前中からランチ中にかけて、
「いかに自炊をするか」をいろいろ話していました。

そのとき挙がった必要なものについて、私が
持っているものと、買わないといけないものを
記録しておきます。

1.調理家電
持っているもの
 冷蔵庫
必要なもの
 炊飯器、電子レンジ

電子レンジはまだいらないかな。

2.調理器具
持っているもの
 フライパン、手鍋、やかん、ナイフ、まな板
必要なもの
 フライ返し、おたま

最低限必要なものは、実はそろってたみたい。

3.調味料
持っているもの
 なし
必要なもの
 塩、砂糖、しょうゆ、サラダ油

その他に何か必要かな・・・

4.食材
持っているもの
 なし

家のそばには、ヨーカドーもイオンもマルエツもありません。
買う場所を見つけるのが一番の問題だな・・・
電車で食材買いに行くのもヘンだし、コンビニには生野菜とか
売っていないし、自転車で探しに行くかな。

自炊している方々から、いろいろ話を聞いていると、
これから調達しなきゃいけないものは、思っていたより少なかったと
感じました。とにかく調味料と食材さえ買えば何とかなりそう。

ですが、自炊に本当に必要なものはきっと、
「時間」と「やる気」ですよね・・・

時間があるときにはやる気が出なくて、
やる気があるときは忙しい、と自分に言い訳です。

2008年2月25日月曜日

アートの見方

六本木の国立新美術館にて、
「東京五美術大学連合 卒業・修了制作展」
が開催されています。

私の弟は美大生で、こちらに卒業制作を出展して
いたので、遊びに行ってきました。

国立新美術館は何度か行ったことがありましたが
こんなに展示品数が多いのははじめて。
広いスペースに、所狭しと作品が敷き詰められています。
その作品密度が、まずおもしろかったですね。

弟や弟の友達の作品を見て回り、それから全体を
ぐるっとまわりました。

学生一人につき一作品の展示なので、
通常の美術館での展示に比べて、作品から発せられるパワーが
強かったように思います。主張しています。

作品自体はどれも荒削りですが、一つ一つの作品が持つパワーに、
作品の密度の高さがかかって、かなりのエネルギーを
発している場でした。見て回るだけで体力使います。

荒削りなだけに、解釈の仕方がわからない作品も膨大にあります。
モダンアートとか、インスタレーションとか、パフォーマンスアートとか
そういう言い方をしてしまうと、もはや何でもありの世界です。

では、どうやって楽しめばよいのでしょうか。

最近ベストセラーになった、カート・ヴォネガット氏の遺作
”国のない男”において、よい絵と悪い絵の見分け方について
こんなことが書かれてありました。

 「百万枚、絵を見るんだな。
  そうすりゃ、間違えることはないよ」
 「ローラースケートでルーブルをぐるぐるまわって、
  『○、×、×、○、×、○』とか言ってみたいわ」

とのこと。確かにそうかもしれない。

今日は学生さんがつくったいくつかの作品について、
弟が解説をしてくれました。

解説を受けていると、アートの楽しみ方が
なんとなくわかってきます。

つまりアートとは、「ルールがわからないと楽しめないモノ」
なのだと思います。
スポーツや、ゲームと同じです。

アートの世界の一番のルールは、私は美術史だと考えています。

どういう歴史的背景があって、そこにどういうアーティスト本人の
オリジナリティが付け加えられているかを見るのが
アートの一つの楽しみ方ではないかと思いました。
コンテンツ(作品)を、コンテクスト(歴史)の中で読み解くということです。

日本古来のアートである「和歌」にも、「本歌取り」という趣向が
あるように、過去の系譜をうまく生かしつつ、塗り替えるという行為が
アートなのかもしれません。

美術史を勉強すると、もっとアートを深く楽しめるような気がします。

そういうことを考えていると、

村上隆 ”芸術起業論”

を、弟が勧めてくれました。弟は村上隆氏のスタイルにかなり
違和感を持っていますが、それでも勧めてくれた本なので、
きっと一読の価値ありでしょう。

2008年2月24日日曜日

新しい仕事の相談

土曜でしたが、今日も出社していました。
で、会社に着くと、以前いっしょに仕事をしたことのある方から
メールが届いていました。

「新しいプロジェクトがはじまるかもしれなくて
いっしょにやりませんか?」

とのこと。

その案件は海外(アジア)が絡むとのことで、
ちょっと興奮。

いま受け持っている仕事だけで、もう余裕がない状況だし、
たとえ時間を効率的に使えても、
現地の言葉もお国柄にも明るくない中、どこまでできるかわかりません。

ただ、こんな貴重な機会は、きっとなかなかこないでしょう。
ぜひチャレンジしたいと思っています。

とは言いつつ、まだプロジェクトがはじまると
確定したわけではないみたい。
流れる可能性もありそう。

まずは週明けに、その方から詳しいお話を
伺ってみようと思います。

なんだかおもしろそうなことになってきました。

2008年2月23日土曜日

小室哲哉14歳

今日は午後ずっと会議で、そのまま食事、飲み会になりました。

飲み会の席で、なぜそんな話題になったのか忘れましたが、
ある方が、音楽プロデューサーの小室哲哉さんと
実家が近くて、同じ中学に通っていたという話になりました。

その方が中学三年で、生徒会長をやっていた頃、
小室さんはひとつ下、中学二年で、
小室さんは親分肌のその方を、慕っていたとのこと。

その方が卒業式の日に、「学生服の第一ボタンをください」と
小室さんから言われて渡したとか、
「学生帽もほしい」といわれたけど、それは記念に自分で
持っておきたかったので断ったとか、
小室さんが受験期になったとき、「参考書一式を譲ってほしい」と
その方の家にまで小室さんが来たとか、
テレビで見る小室さんからは想像もしないような
エピソードをいろいろ聞かせてもらって、おもしろかったです。

会議も飲み会もすごく盛り上がって楽しかった。

でも・・・会議中、ノートパソコンを床に落としてしまい
液晶にヘンな線とヒビが入ってしまいました。ショックです。
なんだか最近モノが壊れてばかりだな・・・
って、ノートパソコンを落としたのは、単なる過失ですけどね。

2008年2月22日金曜日

近くて遠い国

今日は、同期と後輩と3人で、夕食を食べました。
後輩は違う部署に所属していて、はじめてお話しました。

その後輩は中国の方なのですが、日本での生活が長く、
中国語より日本語の方が得意というくらい、日本人。
感性もかなり日本的です。

今日はいろいろ中国の話をしてもらいました。

夕食を食べたダイニングで、店員さんがオーダーを
間違えて料理を持ってきたのですが、

「中国の人はお店でかなり強気な傾向があって、
味やサービスが気に入らなければ、いっしょにいると驚くくらい
不満をあらわにする。」
とか。

もちろん個人差はありますけどね。

「帰省したときに、テレビ番組を見ていて、
ちょっとおもしろかったから、DVD買ってきて
徹夜で全巻見た。」

なんて話も。

日本人の我々は、「なんでレンタルしないの?」と
何気なく聞き返したりしていたのですが、
つまりこれは、テレビのDVDボックスが、気軽に買えてしまうほど
極めて安価に購入できる中国の実情をあらわしています。

「24 1st season」BOXの値段も伺いましたが、
本当にびっくりするほど安かったです。
海外のコンテンツプロバイダが怒るのも、無理ないな・・・

これは一例ですが、話の節々にあらわれる
中国の日常にひそむ真実に、とても刺激を受けました。

中国の仕事もしたいな・・・先月上海に行ってから、
中国のことがかなり気になっています。

2008年2月21日木曜日

洗濯乾燥機も壊れる

買ったばかりのドラム式洗濯乾燥機が
壊れて?しまいました。

まだ10回も使っていないのに・・・

洗濯、すすぎ、脱水が終わり、乾燥がはじまるまでは
順調なのですが、乾燥がはじまって20分くらいで
いきなり電源がおちるのです。

ふたもロックがかかって、開きません。
電源を入れなおし、ガチャガチャやってると
ロックが外れて、ふたが開きました。

ちょっと洗濯物をつめこみすぎたかと思い
量を半分くらいにして、再度乾燥をはじめると、
やはり20分くらいで突然電源オフ。なぜだー

何度も試してみましたが同じです。

故障なのかどうかもわかりませんが
とりあえず、週末にSHARPのコールセンターに
問い合わせしてみます。

結構高かったのにな・・・

長年大事にしてきたMacに続き、
買ったばかりの洗濯乾燥機まで故障なんて。
まあ、そういうときもあるか。

2008年2月20日水曜日

変わるマーケティング

日経ビジネスの2008/2/4号で、
マーケティングに変化が起きているという、
おもしろい記事が載っていました。

 個人の消費の冷え込みが止まらない中、
 「ヨソより安く」「ヨソより便利に」という
 消耗戦の先に希望はない。
 業界の常識にとらわれない伏兵が
 市場を奪い取る。

その例として、

・ヤマダ電機:家電量販店で自動車を販売
・ニューデイズ:駅から0mでセブンイレブンを上回る
・マクドナルド:外食/中食の定義を超えて市場を定義
・セブンイレブン:店内調理に注力
・スターバックス:クマ(ベアリスタ)のぬいぐるみ販売
・ビックカメラ:調理器具を実演する「キッチンスタジアム」
・御殿場アウトレット:不便な立地でレジャー感覚を演出
・トレッサ横浜:商業施設と自動車販売を一体化した「オートモール」

マーケティングの世界にはいろいろな新語が
誕生しているようです。

・ストマックシェア
 人が食べられる量は限られていて、
 消費者はお腹が減ったとき、必ずしもレストラン同士を
 比較しない。外食、中食の垣根を越えた競争に
 勝つことが必要だという考え方。
→マクドナルドやセブンイレブンはこの発想ですね。

・ウォレットシェア
 一人ひとりの財布に入っている所持金は
 限られていて、どうすれば「快適な経験をした」と
 消費者に感じてもらい、より多くのお金を出して
 もらえるかという考え方。
→スターバックス社内では、この言葉が社内で
 飛び交っているそうです。

・タイムシェア
 消費の主役といわれる、団塊ジュニア世代が
 週に一度、家族と過ごせる限られた休暇の時間を
 どのように勝ち取るかという考え方。
→家電量販店や、アウトレット、オートモールなど
 全ての販売店、サービス店が競合になりうるということですね。

このようにいろいろな「シェア」の考え方が生まれるのは
「マーケットを定義しなおさないと競争に勝てない」
「競合相手と戦っているうちに、伏兵に全部持っていかれる」
ということなのでしょう。

特集のまとめで、楠木さんという大学の先生が
次のような考察をおっしゃっていました。

 モノが不足していた時代は、「機能」の高まりが
 そのまま「価値」として認められていた。

 だが、機能と価値は本来別物であり、
 機能は「できること」
 価値は「良さ」
 である。

 モノがあふれる中、消費者は機能の高さだけでは
 価値を感じなくなってきている。

 だが、「消費者自身も」何に価値を感じるのか
 回答を持っていない。

 企業は常に競争にさらされており、
 経営者は他社との差別化を目指し
 「機能」を高めようとする。

 だが、「価値」を生み出していなければ
 需要を喚起することができない。

 問題はマーケティングの巧拙にあるのではなく
 経営判断の問題と認識すべきである。

競合他社をいくらベンチマークしても、
競争には勝てないということですね。

でも、「価値」って言われてもわかりにくい・・・

先述の小売・サービス業の例であれば、
「非日常の経験」「感性への訴求」ということになるかと思います。

コールドストーン・クレーマリーの店員さんが歌うのも
クリスピー・クリーム・ドーナツが製造プロセスを見せるのも
よく似た例ですね。最近はそういうのが多いです。

企業はますます頭をひねらないといけませんが、
消費者としては、いろんな楽しさを味わえて、ありがたいですね。

2008年2月19日火曜日

ホスピタリティに感心

今日インタビューの仕事があって、ある企業にお伺いしたのですが
そこでのホスピタリティに感心したので、記録しておきます。

まず受付で私が、「本日○○様と、」とお伝えした瞬間に、
メモとか全く見ず、私の方を向いたまま
私の会社名、名前を確認し、エレベータの乗り方を教えてくれました。

膨大な来客者と訪問者の対応関係を
受付の方がちゃんと頭に入れていることにまず感心。

インタビューする方のいらっしゃるフロアにエレベータが着き、
ドアが開くと、秘書の方がおじぎして待っていました。ここでもまた感心。

応接室へ案内され、インタビューが終わった後、
退席すべくエレベータに向かうと、すでに「降りる」のボタンが
押されていました。あらためて感心。

インタビューした方は、とても気さくで豪快に笑う方でした。
楽しかったです。

2008年2月18日月曜日

パソコン壊れる

数週間ほど前から、自宅のパソコンが
起動しなくなりました。スイッチは入ってファンの音は
するのですが、起動画面が立ち上がりません。

自宅のパソコンはPowerMac G3で
CPU450MHzという、今ではアンティークなコンピュータです。
OS9なので、iPodはつなげませんし、
GmailもFlashを使ったサイトも見られません。

ネットで調べてみると、1999年製だそう。
たぶん、ハードディスクが寿命をむかえたのでしょう。
こんなに長生きするパソコンは、珍しいのかな。
よくがんばったな・・・と感心します。

故障したとはいえ長年のつきあいなので
なかなか処分できずにいました。
でも、かなり大きなコンピュータなので、狭い部屋の中では
置き場所にも困ります。
今日部屋の掃除をしていたときに、意を決して
処分することにしました。

処分すると決めたところで、その後が大変なのがコンピュータ。
結構高い費用を払わなければならないし、
ハードディスクは故障したと言っても、いろいろデータが入っています。

本体は、処分シールをコンビニとかで買って、粗大ゴミの日に
出すのかな?とにかく何とかなりそうな気がするけど
ハードディスクのデータの処分は、どうすればよいのだろう。
携帯電話を処分する穴あけパンチのように、物理的に破壊するのが
一番なのだろうけど、自分じゃできないしね・・・

とりあえずハードディスクだけ取り外してみました。
驚くほど頑丈です。これは物理的に破壊するのは無理そう。
困ったな・・・
しばらく手元に置いておくことにしよう。
ペーパーウエイト代わりくらいにはなるしね。

2008年2月17日日曜日

多忙な一日

今日は朝からOB訪問を受け、先輩のマンションで開かれた
ホームパーティに顔を出し、その後大学時代の同期と
飲みに行ってきました。休日なのに忙しかったなー

朝からOB訪問。今日は九州大学の法科大学院、
つまりロースクールに通う、弁護士のタマゴです。
以前、電話でOB訪問を受けたのですが、
上京する機会ができたそうで、オファーを受け、
直接お会いしてお話ししました。

法曹の世界を目指されていることもあり、とても論理的で
弁護士のタマゴなのに民間企業を志望するという情熱を持つ、
なかなかの好青年でした。

次に、昼ご飯も食べずに先輩の家へ。
とても豪華なマンションで、ホームパーティをやるためのような
部屋で、楽しく過ごしました。

子連れの夫婦が3組、妊婦さん夫婦が2組、
あと独身者数名という感じで、
「赤ちゃん+ママさんパーティ」という感じ。
赤ちゃんも抱かせてもらいました。
かわいかったです。

シャンパン、ワイン、ビールをたくさん空け
買い込んだお総菜や、
差し入れされた大量のケーキを食べ
お腹いっぱいのところを途中退席して、
大学の同期飲みへ。

お店に着くと、みんな集合していたみたい。私が最後でした。
同期の友達も来てたりしていて、初対面の人もいましたが
すぐになじみ、盛り上がりました。

海鮮居酒屋なのですが、店の中に巨大ないけすがあって
自分で釣った魚を、店の人に調理してもらうという趣向の
おもしろい店でした。

ただ、なかなか釣れなくて苦労しました。他のお客さんも全然
釣れてなかったみたいでした。今日はたぶん、開店前に
えさをやりすぎていたんじゃないかな。
えさを魚の目の前にリリースできても、ノーリアクション。
悔しいです。

でも何とか釣れました。私が釣ったのはホウボウ?とか
そんな名前だった気がする。赤くて羽と足が生えてるような魚。
いけすのなかでは珍しい魚だったのでうれしかったです。

お腹いっぱいだったので、あまり食べられなかったけど
楽しかったし、まあいいか。

帰宅すると、荷物の配送の不在届けがポストに。
大切な贈り物だったので、その足で郵便局に直行。
24時間窓口で受け取り、送り主にお礼の連絡をしました。

今日はたくさん活動したので、そろそろ眠くなってきました・・・

2008年2月16日土曜日

リーダーシップの使い分け

会社の机の引き出しから、ずっと前に印刷しておいた
論文が出てきたので、読んでみました。

Scott W.Spreier, Mary H.Fontaine, Rhth L.Malloy
"やり手リーダーの暴走を防ぐ「達成動機」のマネジメント"

ハーバード大学の心理学者、デイビッド・マクレランドは
人間の行動が3つの社会的動機によって
解明できると考えました。

達成動機
 「優れている」とされる水準を超えた
 成果をあげたいという動機。

親和動機
 人々と親しい関係を保ちたいという動機。

権力動機
 周りの人々に影響を及ぼしたいという動機。
 権力動機はさらに、他者をコントロールしたいという
 「個人的な権力動機」と、
 部下の能力を高めて強さを身につけたいという
 「組織的な権力動機」に分類される。

マネージャを対象としたあるアンケートによると、
この3つの動機のうち、「達成動機」が、
年々強まっているとのこと。

本稿は、過度の「達成動機」がもたらす弊害を提示し
あるべきリーダーシップのスタイルを述べています。

結論としては、達成動機の暴走を強い意志で抑え込み、
自分自身から、「組織的な権力動機」をうまく引き出すことが重要とのこと。

自分自身の動機をコントロールし、優れたリーダーシップを
発揮できるリーダーは、状況に応じて
6種類のリーダーシップ・スタイルを使い分けているのだそうです。

その6種類とは

①指揮官型:部下に細かく指図する
②ビジョナリー型:明快なビジョンを掲げる
③親和型:和やきずなを重んじる
④参加型:皆を公平に扱い、大勢を巻き込んで意思決定する
⑤率先・介入型:みずから率先して活躍する
⑥コーチ型:部下のやりたいことを引き出すことに情熱を注ぐ

とのこと。

ちょっと主張が不明瞭な論文という感触を受けました。
動機の分類と、リーダーシップの分類を紹介しているのですが
現象の分析だけにとどまり、「So What?」がありません。

私がこの論文の書き手なら、こういう考察を加えます。

 「達成動機」の暴走を抑え込み、
 「組織的な権力動機」を自分の中から引き出すことが重要だ。

 だけど、「動機」はコントロールできる要素ではない。
 つまり、動機とは内発的に湧いてくるものであり、
 自分で自由に引き出したり、抑えたりできるものではない。
 
 だから、まずはリーダーシップを使い分けることだ。
 「リーダーシップ」はコントロールできる要素だ。
 つまり、状況に対する観察力と、意志さえあれば、
 リーダーシップの使い分けはできる。

 「リーダーシップとは使い分けるものだ」ということを
 日頃から認識していれば、危機的状況になったときに
 冷静に、もっとも効果的な形で組織を牽引できる。

 いろいろなリーダーシップを実践するうちに、
 組織を牽引する成功体験が蓄積される。
 そうすると、「組織的な権力動機」が自分の中に湧いてくる。

 「組織的な権力動機」の高まりを自覚できれば、
 よいリーダーとして振る舞えていると、自己評価してよいだろう。

こんな感じでしょうか。

2008年2月15日金曜日

チョコの誘惑

今日はバレンタイン。会社でもお客さまからも
チョコレートをいただきました。
もちろん男性社員みんなに配る
義理チョコですけど。

今日お伺いしたお客さまは、偶然にも
去年のバレンタインにもお伺いし、チョコを
いただいていました。

本日お伺いしたのは、まったくの偶然だったのですが、
「バレンタインをねらって、打ち合わせの日を
セッティングしているんじゃないですか?」
と、お客さまから笑われました。

このシーズン、コンビニやパン屋などでも、
バレンタインフェアとして、チョコレート系の食べ物が
たくさん売られていました。私はかなりの
チョコ好きなので、個人的にはうれしかったのですが
それも今日で終わりか・・・

チョコレートといえば、
昨年、六本木の「21_21 DESIGN SIGHT」というミュージアムに
遊びに行ったとき見つけた、私の心を鋭くえぐった一言で
今日のブログをしめたいと思います。

「10人のうち、9人はチョコレート好き。
そして10人目は、嘘をついている。」
-John G. Tullius(アメリカの漫画家)

2008年2月14日木曜日

ダイバーシティ推進

今日は、いま人事部でワークフォース・ダイバーシティを
推進されている先輩と、ちょっと話す機会がありました。

ワークフォース・ダイバーシティとは、要するに「人材の多様性」。

「いろいろな人が、いろいろな働き方で活躍する組織」ということです。

日本でダイバーシティと言うと、典型的な例として
「女性活用」「女性が働きやすい職場をつくる」と捉えられがちです。

例えば女性管理職を増やしたり、育児支援制度を充実させたり、
時短勤務、在宅勤務を導入したりするアプローチでしょう。

というのも、日本企業には「性別」以外に
多様性の根拠である「違い」がないからです。

グローバル企業であるIBMは、ダイバーシティ、多様性と言う意味で
その他の企業を2歩も3歩も先行しているとのこと。

もちろん女性役員を複数輩出したり、
社長直轄の諮問委員会「ジャパン・ウィメンズ・カウンシル」を
つくったりなど、「性別」という多様性を大事にしています。

ただ、それに加えて、

「思想」
「文化」
「人種」
「出身地」

など、より広い意味での多様性を、自社の競争力の
源泉と考えています。

確かに、全く違う価値観、違う見方、違う発想で生きている人たちが
ひとつになって議論すれば、何かすごいものができる気がします。

その人事部の先輩も、あまり
「育児休業制度の拡充」「女性社員のキャリア」
など、女性社員の多面的な支援にのみ焦点を絞るのではなく、
より広い意味での多様性を、スコープにいれたいとお考えでした。

もちろん、ワークフォース・ダイバーシティを推進する第一歩として、
女性の活躍を支援することから取り組むのはよいのですが、
「女性社員をどうするか」という発想では、
一部の人の問題意識だけが表立つにとどまり、
会社全体が変革するというダイナミズムを生み出しにくい気がします。

多様な人材を集めて、いかにして「どこにもないもの」を生み出すか
という、攻めの発想をしないと、会社全体が本気になりません。

社内の他の部の方と話すだけでも、大きな刺激になるのですから、
外国の方や、全然違うバックグラウンドを持つ方が
社内をうろうろしているような、そういう環境で議論とかできたら、
おもしろいだろうなと思います。

2008年2月13日水曜日

まだまだ駅前留学は活況

最近、英会話学校に通っている人の話を
よく聞くような気がします。グローバル化の流れなのか、
それとも単に、社会人になって時間が経っただけなのか・・・

今日、一緒に食事をしていた友人も、英会話学校に通っていて
いろいろ教えてくれました。かなり勉強しているみたい。

英会話学校には週末の朝に通っているとのこと。
休みになると、ついつい昼まで寝てしまうので、
朝に英会話をいれて、生活のリズムを保っているとのこと。
なるほどなー

レッスンでは、まずテキストの予習してきたところについて
質問をし、それに先生が答えることからはじまるそう。

それが終われば、予習してきたところのテーマで、
ディスカッションをするみたい。
彼はビジネスイングリッシュを受講しているので、
テーマは例えば、

・経営者がある会社に投資をしようとするシチュエーション
・工場長が労働者から訴えられるシチュエーション

のように、ビジネスのワンシーンだそうです。

そして先生から、例えば「経営者に必要な力って、なんだろう?」
のような投げかけをされて、ディスカッションがはじまります。

先生は英語の先生ではなく、みんな元ビジネスマンで
元金融マンだったり、弁護士を目指していたりするらしい。
だから、かなりつっこんだビジネスの話もできるとのこと。
英語の先生よりも、その方が確かによい気がします。

最後は宿題として書いてきたエッセイを、採点してもらい
アドバイスを受けるそうです。これで90分くらい。

それにしても、1セッション45分で7,000円で、
だいたい2セッション受講するそうで、毎週末14,000円を
投資していると聞くと、やっぱりためらうなぁ・・・

値段が高いから、本気で通うというメリットも
あるらしいけど。

自習するなら、学校でくれたテキストについているCDを聞いて
短い会話を書き取る(ディクテーション)が効果的だとのこと。

やっぱり、語学は学問というよりも、スポーツみたいなもので、
インプットとアウトプットの反復こそが重要なのだろうな、と思います。

私もそろそろ、英語やらないとな・・・危機感持ってがんばります

2008年2月12日火曜日

スウェーデンでテニス

五反田から少し南に行ったところにある、西馬込という場所で
テニスをしてきました。
はじめて降り立つ西馬込は、どこからどう見ても、典型的な住宅街。
住宅街なだけに、テニススクールなんかも盛況で
なかなか戦略的な立地です。

今日はテニスクラブが改装中で、なんかマンションの一室みたいな
ところで着替えました。ちょっとおもしろかったです。

なぜかいつもより少し、からだが軽くて、ある試合では
マッチポイント(そのポイントをとれば試合に勝つ)を握られたところから
逆転して勝ったりして、かなり機嫌がよいです。

ダブルスのパートナーをしてくれた方は、ある外資系のメーカで
商品企画をされていて、再来週からスウェーデンに
転勤になった、おもしろい方でした。

学生時代に、中国のある工場で1ヶ月住み込みで働いたり、
半年インドで過ごしたり、青年海外協力隊にくっついて
ニジェールで働いてきたり、なかなかサバイバーな方でした。
てゆーかニジェールってどこ?

中国での住み込み生活は特に苦しかったそう。
社員寮みたいなところで生活していたらしいのですが、
社員には木札が渡され、その木札で一定量の水が配給される
仕組みなっていたとのこと。お風呂もお手洗いもなかったそう。
私なら逃げ出しそうだな・・・

その方は英語が堪能で、TOEICもTOEFLも
ほぼ満点をとられているらしい。帰国子女でもないのに、すごいです。

「どうやって英語を勉強したのですか?」と聞くと、少し考えて
「いろいろ勉強したけど、結局、簡単に言えば
読んで、書いて、聞いて、話して、をひたすら繰り返しただけ」
とおっしゃってくれました。

よくよく聞くと、
「英語のニュース聞き、新聞、雑誌も英語のものを購読した」
「聞いたり読んだりしたものを英語で書き取りした」
「英会話学校にも通った」
「邦楽を聴くのをやめ、洋楽しか聴かないようにした」
「毎日、3時間は英語の勉強に費やした」
etc.
徹底しています。根性ありますね。

なぜそこまで努力できるのかをたずねると、

「海外駐在だけでなく、将来は留学もしたい。
非英語圏から英語圏の一流学校に留学しようとする人たちは、
GMATやTOEFLでも、かなり高得点、ほぼ満点をとってくる。」

「英語圏の人々は、日本人のことを、そもそも英語が苦手だと
思っているふしがある。だから、語学力への期待が低かった。
留学が受け入れられてきたのは、特定分野の専門的知識、
学習への意欲、あるいはキャラクターの面で、日本人に
魅力的な部分があったからではないかと思う。」

「でも最近では、非英語圏から海外を志向する人は、
語学力はもちろん、キャラクターの際だつ人ばかりだ。
基礎的な語学力で負けていたら、勝ち目がない。」
というようなことをおっしゃってくれました。

尊敬している上司がスウェーデンに転勤するやいなや、
「自分も行かせてくれ」と、会社に対して志願する行動力も含めて
すごい人だなと思いました。

グローバル志向への覚悟や、
機会を逃さないための日々の仕込みなど、
感心しきりですが、私も負けていられません。

「今日はマッチポイントから逆転できて楽しかった。
スウェーデンにもぜひ遊びに来てくれ。テニスしよう。
遊びに来るときには、ビジネスチャンスも持ってきてくれよ(笑)」
と言い残し、去っていきました。かっこいい!

2008年2月11日月曜日

大人になったら書斎

部屋の掃除、整とんをしたら、やっぱりソファがほしくなり
買いに出かけたところ、なにげなく入った本屋で
ある本が目にとまりました。

西山昭彦・中塚千恵
”できる人の書斎術”

食事をしながら読んだところ、この本の主張はシンプルで、要するに
「大人こそ勉強が必要。勉強するには書斎が有効。」
ということでした。特に、
「読書する、思考する、というだけなら通勤電車や風呂でも
できるが、学習には書くということが有効であり、そのためには
机が必要だ。」とのことです。なるほど。

書斎を持つことが必要な理由として3点あげています。
①勉強を妨げる障害から解放される
②自分の定位置を持つことで快適さを得られる
③一人になれる

この本には、それを裏づける、いろいろな方への
インタビューが紹介されています。

ただ、私にはこの3つの理由はあてはまらないな・・・
なぜなら、

①一人暮らしだし、テレビもネットサーフィンとかもしないので、
 そもそも勉強を妨げる障害は自宅にない
②自宅は狭いので、定位置がなくても快適
③少しざわざわしてもよいし、むしろ一人でいる方が落ち着かない

やっぱり書斎はいらないかも。
でも、机とイスはほしくなってきました。自宅でいろいろ作業できるし。

というわけで悩みます。ソファとローテーブルにしようか、
机とイスにしようか・・・両方そろえるか・・・
とりあえず、お店に行って見てみることにしました。

店頭でソファや机、イスを見ていると、やはりどちらにしようか決められない。
そもそも部屋の寸法を測ってくるのを忘れてきたことに気がつきました。

とりあえずイスだけ買うか?と思ってみていると、これがびっくりするほど高い。
体にフィットし、いいなと思うものは、だいたい10万円を超えるようです。
先述の本にも、「会社のイスよりも高級なイスにすれば、座りたくなり、
より自宅での勉強が習慣づく」というようなことが書かれていましたが、
さすがにイスに10万円も払えない。

いろいろ迷って、結局何も買えなかったのですが、方針は決まりました。

ソファはなかなか気に入ったのが見つからないのに対して、
机+イスは、まあこれでいいかな、と思うものがたくさんありました。
ソファほどバリエーションがないからでしょう。

というわけで、まずは机とイスを買ってきます。部屋の寸法も測ったし。
ソファは・・・またあらためて考えよう。

2008年2月10日日曜日

子育てを支援する企業

今日は土曜日ですが、また出勤でした。
結局今年に入って、まだ土曜は1日しか休んでないな・・・
まあ仕事は好きなので、気になりませんが、
将来的には、働き方をあらためないと・・・とも思います。

と、そんなことを考えていると、
日経新聞のこんな特集記事が目に入りました。

「にっけい子育て支援大賞」
2008/01/15~01/19まで、連載されていたみたいです。

子育て支援という観点から、よい企業の事例を紹介しています。
せっかくなのでまとめておきます。

①NEC
施策:
・子供が小学校3年生になるまで利用できる短時間勤務
・子供の病気や学校行事に使える「ファミリーフレンドリー休暇」
・7,000人の管理職全員に子育てを支援する会社の姿勢を説明
・(育児休暇を取らずに、親の支援を仰ぐケースを想定して)
 親の転居費用を50万円まで負担する制度

NEC 人事部職員の一言:
「利用を促すには制度以上に社内の風土作りが重要」

②東芝
施策:
・育児休暇、不妊治療休暇を、三歳まで最大三回、
 期間を自由に設けて分割して利用可能
 (これにより、夫婦が小刻みに交代して育児休暇を取得できる)
・妊娠や出産で退社した女性社員の再雇用

東芝 西田社長の一言:
「社員が仕事と家庭の両方で充実した生活を送ってこそ、
イノベーションへの意欲が生まれる」

③帝人
施策:
・配偶者が同社社員かどうかに関係なく、配偶者の転勤時に
 同じ地域へ赴任できる
 例)帝人松山事業所に勤めるある女性が、夫の東京への転勤を期に、
   東京にあるグループ会社の帝人ファーマに移った
・家庭の事情で退職しても、10年以内であれば、退職前と同じ処遇で
 正社員に再雇用する
・男性の育児休暇取得支援キャンペーンを展開し、男性社員の取得が
 累計で43人と、国内トップクラス

帝人ファーマに移った女性の一言:
「東京での仕事がなければ、会社を辞めるつもりだった」

④ジョンソン・エンド・ジョンソン
施策:
・子供の生後から小学校に上がるまでの7年間、
 使い道自由の育児補助金を、年間30万円支給
・管理職に占める女性の比率を、現在の12%から、2009年までに
 25%に引き上げる
・コアタイムのないフレックスタイム制度で、あくまで成果で
 評価される

J&J 人事総務本部シニアバイスプレジデントの一言:
「法制化に先んじて、様々な前例をつくりたい」

⑤サタケ(育児支援に積極的な中堅企業の代表例らしい)
施策:
・社内保育園の設置
・男性の育児休暇は2006年に1人目が出てから、累計10名が取得
・(2008年度の定期採用では女子学生の応募が2割増えた)

サタケ 人事部職員からの一言:
「”超売り手市場”といわれる中で、ワーク・ライフ・バランスの取り組みを
 学生に訴えていきたい」

多くの会社で育児支援制度は充実してきていると聞きます。
その根幹にあるのは、人材獲得競争なのだろうと思います。

実は私は今、妊娠9ヶ月目の方と、いっしょに仕事をしています。
お腹は大きいけど、仕事ぶりは全然変わらない、
会議の場にいてくれるだけで安心です。妊娠って仕事をするのに
ほとんど影響しないのかも、とすら感じます。
とはいえ実際のところは、肉体面、精神面において、
妊娠する前と同じようにはいかないのだろうと思います。

そういう人といっしょに仕事をすると、
「今、この人がいないと困る、
だけどしっかり休ませてあげて、無事に出産、育児を終え、
復帰してもらわないと、会社としてもっと困る」ということを、
肌身に感じます。

自社にいる女性が、どれだけ会社に貢献してくれているかを
経営が認識していれば、育児支援の充実は、必然の流れだと思います。

社長20年仮説

会社の人が「社長20年仮説」という、ちょっとおもしろい見解を
おっしゃっていました。記録しておこう。

ポイントは2つ。
・一人前になるには段階があること
・そして、それぞれの段階で目標を有すること

目標を見失うと、いきなりお金儲けに走ってしまうとのこと。

その段階とは、

レベル①:前任社長からバトンを受けたので、まずは業績固め
レベル②:制度改革、マニュアル策定、標準化など経営基盤作り
レベル③:「良い会社」としてのアピール(CSRなど)
レベル④:少し中長期を見る余裕が出てきたので、R&D
レベル⑤:将来の経営幹部育成
レベル⑥:人類社会としてどのようなことができるかという使命感

ここまで20年はかかるだろうとのこと。
うーむ。

多くの会社の社長が、「私はすべて実践している」と言いそうですが
たぶん、実践できている人は少ないかもしれません。

また、この方はこうもおっしゃっています。
「このレベル仮説をみると、GEの全CEO、ジャック・ウェルチ氏は
レベル⑥に達しなかった。、やはり経済人でとどまってしまった。
退任後の姿がお粗末だった。
時価総額ではGEの方が上でも、Johnson & JohnsonやDuPontの方が
だんぜん上を行っているのではないか?」

おそらく賛否両論でしょうが、経営者と話すときにちょっとした話題に
なりそうですね。

2008年2月9日土曜日

働きがいが成長への近道

スタバで遅めのランチを食べていると、カバンから
日経ビジネスの記事のコピーが出てきました。
「働きがいのある会社」調査についての記事です。

Great Place To Work:働きがいのある会社を調査する
GPTWという団体はアメリカでは有名で、毎年Fortune誌において
働きがいのある会社トップ100をランキングしています。

GPTWは、調査に参加すると表明した企業に対して、
その企業の従業員を、無作為に3~400人抽出して、
アンケートを行います。

そのアンケートは、「働きがい」として定義された指標を
どれだけ満たすかをたずねるものです。

GPTWは、働きがいのある会社を、次の3つの視点で定義しています。

・社員と「経営」の関係
 社員と経営の間に信頼関係があるか。より具体的には、
 社員が経営を「信用」しているか、経営が社員を人として「尊敬」しているか、
 「公正」な評価や処遇がなされているかということ。

・社員と「仕事」の関係
 社員が自分の仕事や会社、商品やサービスに、
 「誇り」をもっているかということ。

・社員と「社員」の関係
 自分の所属する組織に、「連帯感」があるかということ。

この切り口も、なかなかノウハウの固まりだなと感心します。

さて、そういう基準で評価した結果
ランキングトップ3は、

1.マイクロソフト
2.ソニーマーケティング
3.モルガン・スタンレー証券

ということになったそうです。

1位に輝いたマイクロソフトの取り組みが紹介されていましたが
やはりすごい。いろんなことをしていますが、いくつか紹介すると

・「WHI:Work Health Index」という独自の社員満足度指標を
 導入しており、管理職の評価にこのWHI、部下の満足度が
 組み込まれる。
・部下の評価を相対評価ではなく、絶対評価で行っている。
 つまり部下が全員が十分な成果を出し、目標を大きく
 達成しているなら、全員に最高の評価をつけることも可能。
・イントラネットに目安箱があり、無記名の質問に対して、
 役員が必ず2週間以内に返事を書かなければならない。

ほかにもいろいろ。さすがです。

3位のモルガン・スタンレーでは次のような取り組みも。

・経営幹部が社員に戦略を伝えるコンテンツを、
 イントラネットにおいてある。社員がワンクリックで
 感想や意見をメールできる。

いち社員が会社の戦略に対して、もの申すことにより、
一人ひとりの社員が、会社の戦略を「自分の戦略」と考えるように
なっている会社は強いと思います。

昨年1位をとったリクルートエージェント(今年4位)は、
2007年度は長時間労働の解消にとりくんだようです。

なんと社長命令で、それまでは午前0時まで稼働していた
社内システムを、午後11時で止めたとのこと。
ショック療法ですが、実践するとはすごいですね。

それでも日本企業は、海外の企業に比べれば
まだまだ働きがいの面では劣っているようです。

アメリカベスト100、ヨーロッパベスト100、中南米ベスト100では
平均得点で、100点満点中だいたい80~85点なのに対し、
日本ベスト25の平均得点は、60~65点程度。

まだまだ努力が必要ですね。

GPTWは評価指標を公開してくれています。この評価基準で
高得点を獲得したからといって、必ず働きがいのある会社になれるかは
わかりませんが、この指標を参考に、働きがいのある会社を目指して
行動を起こすことはできると思います。

人材獲得競争が激化するなかで、
働きがいのある会社を目指すことは、中長期的にはもちろん
短期的にもメリットを与えてくれるように思います。

2008年2月8日金曜日

広報部長と社員食堂でランチ

今日は午前中、広報部で打ち合わせをしたあと、
広報部長とふたりで社員食堂に行きました。

広報部長は、私が入社する前の、私の部署の部長を
務めていたので、いまも私の部署のことをいろいろと
気にかけてくれています。

いろいろ話をしたのですが、
「部長として、部下にどうあってほしいか」
「どういう部下を育てたいと思っているか」といったことを
たずねてみました。

広報部長の答えは、まとめると
「レバレッジの効くビジネスを創ることができる人」
ということでした。

レバレッジの効かせ方にはいろいろあります。
特許や商標などの権利を保有し、そのライセンスを付与することで
ゼロコストで収益をうむビジネスもありますし、
再生ファンドのように、不採算の企業に資本を投じ、
経営陣を送り込んで再生し、投じた資本を何倍にもして
回収する方法もあります。

そして、そういうレバレッジの効いたビジネスを創れる人とは
どういう人なのか、事例などを交えながら教えてもらいました。

広報部長のお話を、抽象度を上げて
私なりにまとめると、
次の5つの特性を持つ人かな、と思います。

・トレンド指向:時代の先を見すえて、次にどういうトレンドが
 きそうかを誰よりも速くつかもうとする意欲。
・市場計測力:想定するマーケットが、ターゲットに
 ふさわしいだけの大きさを持つと判断できる調査分析力。
・リスク許容性:同僚ですら不安視するアイデアでも、可能性があるなら
 リスクをとってチャレンジする勇気。
・価値でチャージする発想:人件費のかけ算でチャージするのではなく、
 可能な限りコストを抑えながら、価値をふくらませようとする発想。
・ねばりづよさ:誰も見向きをしないテーマであっても、ねばり強く、
 問題提起をし続けるエネルギー。

これらの5つの力は「能力」ではなく「特性」だと言えるでしょう。
どれも、スキルや専門性を磨くことでは、身につきません。

じゃあ、どうすればよいのか・・・

と、そんなことを考えているうちにお昼休みが終わり、
外出の時間になり、それをうかがう時間はありませんでした。

今度は飲みに連れて行ってもらおうかな・・・
またいろいろとお伺いしたいです。

2008年2月6日水曜日

冬の敵

誰しも冬になると風邪をひいたり、体調を崩しやすいものです。
おそらく、「寒さ」と「乾燥」がその原因でしょう。

私も冬になると、たまに体調を崩すことがありますが、
「まあ冬だから、しょうがないよな」
くらいに思っていました。

そんな中、先日検査した、花粉症の検査結果が返ってきました。
スギ花粉にもちょっとだけ陽性だったけど、
それよりも顕著に反応が出たのが
ハウスダストとダニでした。

そうか・・・でもなぜ?
毎週ちゃんと、掃除機とクイックルで部屋の掃除をしているし、
部屋に家具はほとんどおいていないから、
ホコリやダニに触れることなんて、それほどないはずなのに・・・

そこで先生から
「布団はどんなものを使っているの?」と尋ねられました。
なるほど、と納得。

どうやら犯人は「毛布」らしい・・・

私は毛布が大好きでたくさん使っています。ちょっと寒くなると
すぐに毛布にたよります。暖かくなっても、しばらく毛布を
片づけることはありません。

冬に体調を崩しがちなのは、寒さや、乾燥というよりむしろ、
「冬は毛布を使うから」だったのか・・・と思うと
自分にとっての謎がひとつ解けたようで、ちょっとうれしい。

・冬→寒い→血液の循環が抑制→体調悪化
・冬→乾燥する→体表面、粘膜系の水分低下→体調悪化
という、典型的な「冬」と「体調悪化」の因果関係が、頭の中に
先入観としてあったのだろうと思います。

ですがそれとは全く違うメカニズムが、自分の体に起きて
問題を起こしていたのかと思うと、
つくづく先入観というのは怖いですね。

それと同時に、ほんとうの原因を究明してくれた医療技術に
敬意を表します。

フロイト式脳トレ

文脈は割愛しますが、今日、職場の人と話していて、
夢の話になりました。
眠っているときに見る夢のことです。

それで、「朝起きたときに、その晩見た夢を思い出すことを
繰り返していると、記憶力が鍛えられる」ということを
教えてもらいました。

何も道具を使わないし、毎日できる脳トレ。
魅力的かも。
と言っても、その人もどこで仕入れた情報だったか
覚えていなかったので、科学的な根拠のほどは不明。
あらためて、時間を見つけて調べておきます。

ただ、睡眠は、その日得た情報を整理すると言うし、
夢も記憶も、脳の中の「海馬」という組織が司っていると
聞いたことがあります。
なので、ちょっと信憑性があります。

試してみたいけど、明日の朝、目が覚めたときには、
「夢を思い出して脳トレしよう」だなんて、覚えてないんだろうな・・・

そして、「記憶力の鍛錬のために、夢を思い出そう」と気がつく頃には
前の晩見た夢のこと、すっかり忘れているんだろうな・・・

記憶力を鍛えることは、難しいということなのでしょう。

2008年2月5日火曜日

課題発見能力を鍛えるために

北海道に行く飛行機内で読んだ本です。

小宮一慶
”ビジネスマンのための「発見力」養成講座”

仕事をしていれば、「課題解決能力」はだんだんと
強化されていきますが、
「課題発見能力」は、なかなか身につかないというのが
最近の私の問題意識です。そこで、この本が目に入りました。

内容についていくつか記録しておこう。

・課題発見ができる(ものが見える)ようになるには、
 「関心」→「疑問」→「仮説」→「検証」というプロセスを
 訓練することが必要。
・ものが見えるようになるには、「分解してポイントを絞る」
 「全体像を推測しうる一点を見つける」などのやり方がある。
・「分解してポイントを絞る」とは、例として、
 「これから流行りそうな服装を見る」のではなく、
 「今、若い女性の間でどのような色の服装が多いかを見る」
 「黒い色の服を着ている人の割合を見る」というように、
 関心を寄せるべき対象を、仮説ベースで分解して、
 ポイントを明確にするということ。
・「全体像を推測しうる一点を見つける」とは、例として、
 工場の床は往々にして掃除が後回しにされるので、
 「ある工場がきちんと運営されているかを推測するには、
 床を見ればわかる」というように、ある一点を見ることによって
 全体を推測できるような仮説を持つということ。
・統計などの数字を見るときには、「時系列で」「数字同士の関連性に
 ついて、仮説をたてながら」見ることが重要。
・いきなり問題発見ができるようにはならない。問題解決の経験を
 たくさん積むことで、問題発見ができるようになる。
・できるだけいろいろなものに触れ、一見関連のなさそうに
 見えるものの関連性を洞察することが、物ごとの奥行きを
 見るということである。

と言うところでしょうか。目からうろこ、という気づきは得られませんでしたが
短い時間で気軽に読めたので、まあよかったかな。

2008年2月4日月曜日

スノボ三昧

北海道2日目も、もちろんスノボです。
早起きして食事し、朝風呂しましたが、窓のすぐ外にキツネがいました。
ホテルの宿泊客が与えるカロリーメイトを食べていました。
これだけ雪が積もっていたら、食べていくのも大変だよな・・・
お風呂に入っていたので写真を撮れず。悔しい。

そしてゲレンデへ。早速ゴンドラに乗り込みます。

今日は特にターンがちゃんとできることと、
前足である左足に、しっかり体重を
乗せるように、何度も練習しました。
ブレーキさえできれば、スピードが
少々出ても怖くないので、
果敢にチャレンジ。

スノボは初心者にとっては、
スポーツというより
車の運転みたいなもんです。
もっと言うとバイクの運転かな。

私はHornetという、Hondaの
小さなバイクに乗っていますが
バイクはハンドルで曲がろうとすると転ぶし、
曲がりたい方向に顔を向け、体重をかけると勝手に曲がります。
スノボも近いかも。うまくなってくるとちょっと違うのかも。

2日目は1日目よりも
危険な転び方をしていた気がする。
恐怖心が薄らぎ、スピードが出がちだったし、
日曜だったので少し人が多くて、
縦横無尽というわけには
いかなかったから。

それでもニセコに救われました。
もしこんな雪質じゃなかったら、
両足、手首、尾てい骨は骨折していたかも。
首も筋肉痛ではすまず、
むち打ちになってただろうな・・・

心ゆくまでスノボを楽しんだ後は、近くのホテルの露天風呂へ。
雪に囲まれたお風呂はきれいでした。

ニセコをあとにし、空港に着くと、なんと東京は大雪で
飛行機が遅れているとのこと。とはいえ30分くらい遅れで乗れたし
特に問題はなかったかな。
千歳空港では、白い恋人は完売でした。

寒いのも怖いのも苦手なので、これまでウインタースポーツには
あまり興味がなかったけど、ほんとうに楽しい北海道旅行でした。
忘れないうちにもう一度くらい行っておきたいけど、
フワフワの雪質じゃないところで滑ったら、ケガしそうで怖いかも。

今回、私を誘ってくれて、いろいろと準備をしてくれた友人に感謝しています。
もしこういう機会がなければ、あと何年かは、スノボの楽しみを
知らないままだっただろうから・・・

というわけで、楽しい週末でした。

恐怖心との戦い

北海道に行っていたので、週末はBlogを書けませんでした。
なので、まとめて今日書いておくことにします。

まずは2/2(土)のはなし。

前日飲み会だったため、数時間だけ眠って羽田から千歳空港へ。
北海道は、さすがに雪景色。待ち合わせしていた友人と、
ニセコに向かいました。はじめてのスノボなので
期待半分、不安半分といったところです。

今回のゲレンデは、ニセコアンヌプリ・国際スキー場。
泊まったホテルはそのすぐそばにある、ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ。
きれいなホテルです。

ニセコアンヌプリとは山の名前らしい。ネットでちょっと調べてみると、
nisey(絶壁)-ko(に向かって)-an(ある)-nupuri(山)
アイヌ語でそういう意味なんだって。

ホテルに着き、前日からスノボしていた友人たちと待ち合わせて
早速ゲレンデへ。ロッカールームからゲレンデに出る出口で
手間取りながら、ボードに左足だけくっつける。
そこからがもう怖い。ロッカールームからリフトまで、こんな状態で
どうやってたどり着くの?
ただ、右足がフリーなので、まあ何とかなりました。

平坦な場所で、スノボの上手な友人から、バランスの取り方とか、
ちょっと教えてもらって、早くも疲労困ぱい。太ももが痛くて、もう今日は
ホテルで眠りたい・・・とすら思ったけど、友人たちについて行くままゴンドラへ。

そのゴンドラが、信じられないくらい高いところまで私たちをつれていく・・・
山の上の方に行くと、だんだん吹雪いてくるし、もう絶望状態です。
ゴンドラを降り、正直ずっとヘコんでいたけど、どうしようもないし、
ゴーグルをとって視界が開けると、ちょっと気持ちが持ち直したので、
ゆっくりと降りはじめました。

進行方向に対してボードを90度にしたまま、ずりずりと落ちていくなかで
意外と大丈夫な気がして、ボードを45度にすると、行きたい方向に行ける
みたいで、なんだかおもしろくなってきました。
派手に転んでも、パウダースノーのおかげでぜんぜん痛くない。
座っていても雪がとけないので、冷たくない。

恐怖心もなくなり、引き続きずりずりと斜面を落ちていくと、あっという間に
下まで降りてきていました。これはおもしろい!

今度は意気揚々とゴンドラに乗り込み、上まで行ったのだけど、
どうやらスノボは、常に左足を前にしなければいけないらしい。
私はずり落ちるままに、左に行くときは左足が前、右に行くときは右足が前でした。
左足を前にしたままと言うことは、ずり落ちるだけではいけなくて、ターンしないと。
つまり、どこかのタイミングで、斜面の向きにボードを向けないといけない。
これが怖い!スピードを制御できなくなるから。

とはいえ、何度かやるうちに慣れてきます。「ずり落ちる」状態から、
すこしずつ「滑る」状態に近づいて、この日は終了。

夜はニセコひらふにある、「船長」という飲み屋で、海鮮と焼酎に舌つづみ。
おいしかった。さすが北海道。

ホテルに戻ったら共同浴場の使用時間が過ぎていました。だけど浴場に
行く気満々の友人の後を追いかけ、何とか入れました。
だけど途中で電気消されました・・・当たり前かな。

テレビを見たりしながら眠りにつきました。まずはそんな一日目。

2008年2月2日土曜日

部長と語るグローバル

ついさっきまで、部長と、私を含めた数名で飲んでいました。
いろいろな話題で盛り上がりましたが、2次会のメインはやっぱり
仕事の話。

ためになるアドバイスや、部長のビジョンをたくさん語って
いただきました。楽しかったー

部長の話の中には、何度も「グローバル」が出てきました。
グローバル・・・強く惹かれるテーマです。
だけど、エコノミストが語る世界経済の中に、
ビジネスマンとしての自分は、存在しているのだろうか・・・
なんてことも考えたり。

「新年度になったら、グローバルなチャレンジに、
若手も手を挙げてほしい、チャンスは与える」と、
部長が言ってくれました。

本当は、英語ができるようになって、
日本で一人前に仕事ができるようになって、
それからグローバルにチャレンジしたいと、思っていました。

ですが、そんなことを言っていたら
一生英語を話せないままでしょう。グローバルな仕事に
携わることも、ないでしょう。

英語もうまくないし、日本でもまだ一人前に成果をあげることも
できていないけど
チャンスを与えてもらえるなら、グローバルビジネス、
やってみようかな。

新年度が楽しみになってきました。それまでに、準備できることは
準備し、いま受け持っている仕事では、
最高の成果を出さないとね。

話は全然かわって、週末はスノボです。明日は早朝から
北海道に出発です。

起きられるかな・・・