2008年2月12日火曜日

スウェーデンでテニス

五反田から少し南に行ったところにある、西馬込という場所で
テニスをしてきました。
はじめて降り立つ西馬込は、どこからどう見ても、典型的な住宅街。
住宅街なだけに、テニススクールなんかも盛況で
なかなか戦略的な立地です。

今日はテニスクラブが改装中で、なんかマンションの一室みたいな
ところで着替えました。ちょっとおもしろかったです。

なぜかいつもより少し、からだが軽くて、ある試合では
マッチポイント(そのポイントをとれば試合に勝つ)を握られたところから
逆転して勝ったりして、かなり機嫌がよいです。

ダブルスのパートナーをしてくれた方は、ある外資系のメーカで
商品企画をされていて、再来週からスウェーデンに
転勤になった、おもしろい方でした。

学生時代に、中国のある工場で1ヶ月住み込みで働いたり、
半年インドで過ごしたり、青年海外協力隊にくっついて
ニジェールで働いてきたり、なかなかサバイバーな方でした。
てゆーかニジェールってどこ?

中国での住み込み生活は特に苦しかったそう。
社員寮みたいなところで生活していたらしいのですが、
社員には木札が渡され、その木札で一定量の水が配給される
仕組みなっていたとのこと。お風呂もお手洗いもなかったそう。
私なら逃げ出しそうだな・・・

その方は英語が堪能で、TOEICもTOEFLも
ほぼ満点をとられているらしい。帰国子女でもないのに、すごいです。

「どうやって英語を勉強したのですか?」と聞くと、少し考えて
「いろいろ勉強したけど、結局、簡単に言えば
読んで、書いて、聞いて、話して、をひたすら繰り返しただけ」
とおっしゃってくれました。

よくよく聞くと、
「英語のニュース聞き、新聞、雑誌も英語のものを購読した」
「聞いたり読んだりしたものを英語で書き取りした」
「英会話学校にも通った」
「邦楽を聴くのをやめ、洋楽しか聴かないようにした」
「毎日、3時間は英語の勉強に費やした」
etc.
徹底しています。根性ありますね。

なぜそこまで努力できるのかをたずねると、

「海外駐在だけでなく、将来は留学もしたい。
非英語圏から英語圏の一流学校に留学しようとする人たちは、
GMATやTOEFLでも、かなり高得点、ほぼ満点をとってくる。」

「英語圏の人々は、日本人のことを、そもそも英語が苦手だと
思っているふしがある。だから、語学力への期待が低かった。
留学が受け入れられてきたのは、特定分野の専門的知識、
学習への意欲、あるいはキャラクターの面で、日本人に
魅力的な部分があったからではないかと思う。」

「でも最近では、非英語圏から海外を志向する人は、
語学力はもちろん、キャラクターの際だつ人ばかりだ。
基礎的な語学力で負けていたら、勝ち目がない。」
というようなことをおっしゃってくれました。

尊敬している上司がスウェーデンに転勤するやいなや、
「自分も行かせてくれ」と、会社に対して志願する行動力も含めて
すごい人だなと思いました。

グローバル志向への覚悟や、
機会を逃さないための日々の仕込みなど、
感心しきりですが、私も負けていられません。

「今日はマッチポイントから逆転できて楽しかった。
スウェーデンにもぜひ遊びに来てくれ。テニスしよう。
遊びに来るときには、ビジネスチャンスも持ってきてくれよ(笑)」
と言い残し、去っていきました。かっこいい!

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