2008年2月10日日曜日

社長20年仮説

会社の人が「社長20年仮説」という、ちょっとおもしろい見解を
おっしゃっていました。記録しておこう。

ポイントは2つ。
・一人前になるには段階があること
・そして、それぞれの段階で目標を有すること

目標を見失うと、いきなりお金儲けに走ってしまうとのこと。

その段階とは、

レベル①:前任社長からバトンを受けたので、まずは業績固め
レベル②:制度改革、マニュアル策定、標準化など経営基盤作り
レベル③:「良い会社」としてのアピール(CSRなど)
レベル④:少し中長期を見る余裕が出てきたので、R&D
レベル⑤:将来の経営幹部育成
レベル⑥:人類社会としてどのようなことができるかという使命感

ここまで20年はかかるだろうとのこと。
うーむ。

多くの会社の社長が、「私はすべて実践している」と言いそうですが
たぶん、実践できている人は少ないかもしれません。

また、この方はこうもおっしゃっています。
「このレベル仮説をみると、GEの全CEO、ジャック・ウェルチ氏は
レベル⑥に達しなかった。、やはり経済人でとどまってしまった。
退任後の姿がお粗末だった。
時価総額ではGEの方が上でも、Johnson & JohnsonやDuPontの方が
だんぜん上を行っているのではないか?」

おそらく賛否両論でしょうが、経営者と話すときにちょっとした話題に
なりそうですね。

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