2008年2月5日火曜日

課題発見能力を鍛えるために

北海道に行く飛行機内で読んだ本です。

小宮一慶
”ビジネスマンのための「発見力」養成講座”

仕事をしていれば、「課題解決能力」はだんだんと
強化されていきますが、
「課題発見能力」は、なかなか身につかないというのが
最近の私の問題意識です。そこで、この本が目に入りました。

内容についていくつか記録しておこう。

・課題発見ができる(ものが見える)ようになるには、
 「関心」→「疑問」→「仮説」→「検証」というプロセスを
 訓練することが必要。
・ものが見えるようになるには、「分解してポイントを絞る」
 「全体像を推測しうる一点を見つける」などのやり方がある。
・「分解してポイントを絞る」とは、例として、
 「これから流行りそうな服装を見る」のではなく、
 「今、若い女性の間でどのような色の服装が多いかを見る」
 「黒い色の服を着ている人の割合を見る」というように、
 関心を寄せるべき対象を、仮説ベースで分解して、
 ポイントを明確にするということ。
・「全体像を推測しうる一点を見つける」とは、例として、
 工場の床は往々にして掃除が後回しにされるので、
 「ある工場がきちんと運営されているかを推測するには、
 床を見ればわかる」というように、ある一点を見ることによって
 全体を推測できるような仮説を持つということ。
・統計などの数字を見るときには、「時系列で」「数字同士の関連性に
 ついて、仮説をたてながら」見ることが重要。
・いきなり問題発見ができるようにはならない。問題解決の経験を
 たくさん積むことで、問題発見ができるようになる。
・できるだけいろいろなものに触れ、一見関連のなさそうに
 見えるものの関連性を洞察することが、物ごとの奥行きを
 見るということである。

と言うところでしょうか。目からうろこ、という気づきは得られませんでしたが
短い時間で気軽に読めたので、まあよかったかな。

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