2008年4月10日木曜日

株主に報いる企業

株価の乱高下はが続き、まだまだ不安定な環境ですね。こんな記事がありました。

日経ビジネス 2008年3月17日号
”株主に報いる会社”

ROE上昇率の高い企業の秘密を探る特集です。その根拠について、3つの方法にが説明されていました。

①利益率の向上
生産ライン構築大手のダイフクでは、原価管理の徹底によって利益率を高めました。受注産業の利益率は原価管理が肝です。

②総資産回転率の向上
(売上高)/(総資産)で定義される総資産回転率は、小さな資産でいかに大きく稼げているかを示す指標です。 ホンダ向け自動車部品メーカのエフテックでは、12年だった設備の償却年数を縮め、完成車のモデルチェンジと同じ5年としました。負担増で一時は赤字寸前まで落ち込んだそうですが、実態にあった減価償却がエフテックの総資産回転率を高めたそうです。

③財務レバレッジの拡大
(総資本)/(株主資本)で定義される財務レバレッジは、簡単に言えば「どれだけ借金できているか」です。一見無借金経営の方が望ましいようにも思えますが、この低金利の時代では、過剰資本がROEの低下を招くよりも、負債を有効活用するという判断もとりうるということです。

ROEに着目し、その根拠を財務指標で検証してきましたが、利益をいかに膨らませるかと言う意味では、根本的なことですが「商品価格の設定」という問題があります。価格決定方法についても勉強しなきゃと思いました。

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