2008年8月18日月曜日

インフレ時代の安売りビジネス

ちょっと前の日経ビジネスの記事で流通業の情報収集。

2008年7月14日号 ベイシア特集

ベイシアというのは小売店のグループです。それほど知名度が高いわけではありませんが、首都圏郊外地区で非常に業績を上げているディスカウントショップです。傘下にカインズホームなども持っています。

経営哲学をわかりやすく6つのフレーズにしていたので、それだけ記録しておきます。

①「在庫は氷水」
在庫は氷が溶けるように急速に価値が劣化する。在庫回転率を常に気にかけるべし。

②「流通業界にもカンバン方式を」
理想は無在庫経営であり、なるべく仕入れないことを追求する。

③「流通業に発明なし」
突飛な独創より、先進事例から学ぶ。そのために毎年社員が米国の流通業界を視察している。

④「安く売って倒産した会社はない」
価格を下げる仕組みを磨き続ければ、必ず生き残れる。

⑤「fast,good,cheap」
欧米の事例から学んだ、強いチェーンの3原則。

⑥「商業の工業化」
製造業の生産性に追いつけるよう、徹底的に合理化する。 

インフレの時代に低価格戦略、どこまでがんばれるのかわかりませんが、要チェックな企業です。郊外にあるのでなかなか見る機会はないのですが、今度実際に行ってみてその経営の秘訣を見てこようと思います。

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