2008年8月2日土曜日

歯科医院運営に学ぶ

歯の詰めものがとれてしまったので、今日は歯医者に行ってきました。歯医者に行くなんて何年ぶりだろう・・・もしかすると10年ぶりくらいかもしれない。

久々の歯医者は新鮮な発見がいくつかあって大変刺激になりました。

①技術の進歩
まず、いきなり歯のレントゲンを撮られました。昔からレントゲンくらいはあったのでしょうが、歯の詰め物がとれた程度の患者でもレントゲンを撮るというのは驚きでした。
すごく小さな歯医者なのですが、その一角に顔の周りをカメラがぐるりと回る形式の、変わったレントゲンを整備した小部屋がありました。

あと、銀の詰め物をしていて、それがとれてしまったのですが、銀の代わりに白い粘土のような物質を埋め込まれました。その粘土は即座に固まり、すぐに食事、歯磨きできるとのこと。見栄えもいいし便利です。

また、それぞれのシートに小さなテレビがついていて、患者は施術中もテレビが見られます。ワンセグだったらもっと良かったのですが。

②患者への配慮
コミュニケーションにも配慮が見られました。口の中を照らすためのライトに鏡がついていて、患者が自分の歯を見られるようになっています。いろいろ説明を受けるより一目瞭然でわかりやすい。

それと、今回の施術は簡単なので、本当はアシスタントにもできたと思います。ですが、わずかな時間でもオーナーの先生が必ず少しは手を出すのです。これは安心感を生みます。
おそらくこの先生は、初診であれば歯石除去のような簡単な仕事でも、すべてをアシスタント任せにせず、少しは自らが対応するだろうと思います。

③効率的なオペレーション
施術時間が思ったより短くて驚きました。今日は、歯の詰め物部分を治しただけで虫歯の懸念がある歯への対応や歯石除去はしませんでした。
つまりこの歯医者では、一回の診察で悪いところを全て治すのではなく、最低限の対応のみにとどめ、患者に定期的な通院をさせるのです。うまいなぁと思いました。
一回の診察時間を短めにコントロールしているので、待ち時間も短かかったです。病院は待たされるイメージがあるので、非常に快適でした。

施術の腕もコミュニケーションも、オペレーションもよくできた歯医者で、定期的に通ってもいいなと思いました。いろいろと工夫しているなぁと勉強にもなります。

0 件のコメント: