2008年3月2日日曜日

7年ぶりのバーガーキング

もともとハンバーガーはあまり食べませんが、バーガーキングは別で
学生の頃、頻繁に通っていました。学生には値段が高かったですけど。

しかし、マクドナルドの超低価格戦略に破れ、日本撤退を
余儀なくされ、残念だなと思っていました。

そして昨年、日本に再上陸しました。これには驚きました。
仕掛人は再生コンサルのリヴァンプです。クリスピー・クリーム・ドーナツに続き、
バーガーキングを仕掛けてくるとは、感服します。

学生の時よりも、いっそうハンバーガーとか食べなくなった私ですが、
日本再上陸祝いをかねて、バーガーキングに行ってみました。
おそらく、7年ぶりくらいです。

久しぶりにみる”ワッパー”の文字。相変わらずビッグサイズで
素材もフレッシュ。おいしそうです。ただ、ワッパーコンボで740円って
昔よりも高くなってる気がする。690円くらいだったと思うんだけど。
あと、全面禁煙になったことも変化のひとつかな。

私と同じようなことを考えている人もいるみたいで、
ハンバーガーの写真をしきりに撮っている方もいたり。
やっぱり懐かしいよね・・・。

店舗の内装も、素材や調理法にこだわっていることをアピールしていて
確かに味もおいしい。でも、フレッシュネスとバッティングするような
ハンバーガーでした。バーガーキングの方がボリュームあるけど。

コーヒーもおいしかった。ただこれも、いまはマクドナルドも
「スタバよりおいしい100円コーヒー」を出しているみたいだし、
差別化にはならないかもしれない。

バーガーキングの一ファンとして、あえて厳しいことを言うと、
このままではまた日本撤退になりかねないと感じました。何より、
「もう一度行きたくなる何か」を感じられなかったのです。
過去の「バーガーキングファン」しか、取り込めていないかもしれない。

思いつきですが、まだまだいろいろできるんじゃないかな。

・テイクアウトのお客さんを増やす
 店舗の広さは限られていて、高価格戦略をとっている以上
 マクドナルドよりも人口密度が高くなるような内装にはできません。
 テイクアウトがどれだけ伸びるかが鍵です。
 テイクアウト客用のソファを設置するとか、待ち時間を楽しめる企画を
 導入するとか、歩きながらでも簡単に食べられるようにするとか、
 努力が必要です。マクドナルドと同じように、お客さんを立ちっぱなしにして
 待たせるのはよくないと思います。

・ファーストフードのイメージから脱却する
 メニューは少ないですし、メニューの表示方法、食事を乗せているプレートも
 マクドナルドと大差ありません。思いきりファーストフードのイメージです。
 素材のフレッシュ感、味の良さに基づいて、高価格戦略をとっていますが
 やっぱりハンバーガーはファーストフード。それだけでは厳しいですね。
 モスバーガーやサブウェイ以上にヘルシー路線をとるとか、
 いっそDean & Delucaみたいに、食材を売る横でそれをハンバーガーにして
 食べられるようにするとか、個性を出していかないといけないですね。
 
「バーガーキング」は大変なブランドです。このブランドを生かさないのは
もったいないです。きっと、リヴァンプがまた何か仕掛けてくれると思います。
期待したいですね。

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