2008年3月17日月曜日

日経ストックリーグ表彰式

昨日、日経ストックリーグの表彰式に行ってきました。
日経ストックリーグとは、日本経済新聞社が主催するイベントで、中・高・大学生が、
いろいろなコンセプトを考えて、投資ポートフォリオを作るという企画です。

基調講演の伊藤元重東京大学大学院教授のグローバル経済のお話も、
渡辺喜美金融担当大臣を交えたパネルディスカッションもおもしろかったです。

ただ、肝心の受賞者のポートフォリオに関する総評がほとんどなかったのが残念でした。
受賞者の学生の方と少しお話する機会があったのですが、
「自分たちのポートフォリオの何が評価されて、もっとよくするためには何が必要かが
わからなかった」とおっしゃっていました。
私もどういうポートフォリオが評価されるのか知りたかったですね。

少なくとも、パフォーマンスだけではなくて、その企画コンセプトや
銘柄選定のプロセス(たとえば企業を直接訪問してインタビューするとか)も
評価に含まれているようでした。

日本人にはまだまだ、「株の勉強を中学生や高校生のうちからやらなくても・・・」という
価値観があるようですが、一方でストックリーグに参加する学生・指導教官への
アンケートによると、ストックリーグ自体を「授業の一環として位置づけている」という学校が
少なからずあるようで、金融教育も変わっているのだなぁと感心しました。

パネルディスカッションで、シンクタンク・ソフィアバンクの藤沢久美副代表が
おっしゃっていましたが、金融はあらゆる産業の基盤になっていて、
金融を学ぶということは、経済の基盤を学ぶということなんですよね。

資源を輸入し、高い技術力でものづくりをし、それを輸出することで成長してきた
技術立国日本ですが、開発途上国の台頭や資源の高騰で、
それだけではたち行かなくなってきています。

そういう時代の中で、日本という国からグローバル経済を考えるとき、金融の視点は
必須だと思います。学生のうちからしっかり理解しておくことは、将来を担う人材にとって
とても大切なことだと思います。

私は学生時代、金融も経済もほとんど勉強してこなかったので、いま勉強していますが、
学ぶテーマとしてもとてもおもしろい。知的好奇心が満たされます。

金融教育の議論では、「金融は学生に教えなければならないもの」という
感触を受けますが、
「金融という好奇心そそられるテーマを学ぶ権利を、学生から奪ってはいけない」
と私は思います。
「資産運用のための教育」というよりは「グローバル経済を理解するための基盤教育」として
金融教育が広く認識されることが重要かと思います。

あと話かわりますが、昨日に引き続き、今日も自炊しました。
食材が余っていたので昼も夜もつくってみました。

自炊ってこんなに経済的なんですね。味も自分の好きにできるし、
後かたづけが面倒だけど、休日はできるだけ自炊しようかなと思います。
食材を買うお店が、家の近くにあればよいのだけど・・・

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