2008年3月9日日曜日

推理小説が好き

私は推理小説が大好きです。ですが、仕事で忙しいと、
ビジネス書や調査文献は読んでも、そういう「趣味の本」からは
遠ざかりがちです。

そんな中、本屋の売れ筋ランキングをなにげなく見ていて、
東野圭吾さんの”ダイイング・アイ”が売れているということを知りました。

東野圭吾さんの作品はかなり読みましたが、これまで一冊もハズレたことがありません。
きっとこれもおもしろいんだろうなぁと思いつつ、でも他に大量に読むべき本があるので、
我慢しました。ですが、自宅の本棚に、なにげなくあった東野圭吾さんの本が目につき、
手にとってジムに行き、エアロバイクこぎながら読みました。

東野圭吾
”どちらかが彼女を殺した”

ずっと昔に買って読んだはずなのですが、全く覚えてないので読み直し、
読み始めるととまらず一気に読み終えてしまいました。
タイトルは物騒ですが、内容は非常におもしろいです。

 ある女性が自宅で自ら命を絶っていた。第一発見者は、
 交通課の警察官である彼女の兄。彼はある理由で、それが偽装であることに気づく。
 しかし警察には報告せず、自らの手で、犯人を制裁しようとする。
 
 容疑者は、妹の元彼と、妹の親友の2人。
 あの手この手を使って、どちらが犯人なのかをつきとめていく・・・

 一方で彼と同様に、この事件に疑いを持った捜査一課の刑事
 (東野作品にたまに登場する、いわゆる探偵役)が、彼とは違う側面から真実に迫り、
 彼の復讐を阻止しようとする・・・

この物語には、被害者の兄である主人公、2人の容疑者、探偵役の刑事の
4人しか出てきません。それだけに作品の良さが際だちます。

さて話かわって、推理小説の楽しみ方には2通りあります。

①自分で推理するのを楽しむ
②探偵が推理するのを読んで楽しむ

どちらもよいですが、私は圧倒的に①です。トリックを解けないと、もったいなくて悔しくて、
真相解明のページをめくれず、だから読むのにすごく時間がかかります。

そういう楽しみ方をする人のために、この本は書かれています。
解けたときにはすっごく爽快です。コンパクトだし、登場人物もたった4人でシンプル。
謎解きもそんなに難しくない。

だけど、はじめて読む人は、絶対にびっくりするはず。保証します。

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